お金がないのについ服を買ってしまい、結局着ないままの服が増える理由と、その対策について考えてみましょう。
多くの女性がクローゼットにたくさんの着ない服を持っています。
私もかつては同じでした。
中には、「もっと節約したい」「お金を貯めたい」と口にする人も多いです。
それなのに、どうして着ない服にお金を使ってしまうのでしょうか？
その理由をしっかりと見直すことで、無駄な出費を減らせるかもしれません。
服で自分を表現したい
ファッションは自己表現の一つです。
自分を表現したいという気持ちが強いと、服をたくさん買いすぎてしまうことがあります。
気分や行きたい場所、会う人によって服を選び、自分らしさを表現したいと思うのです。
自己表現の欲求は自然なものですが、ファッションで自分を表現するためには、実際にその服を着る必要があります。
クローゼットにしまい込むだけでは、自己表現にはなりません。
むしろ少ない服であれば、しっかり着ることができ、より効果的に自分を表現できるでしょう。
新しいものへの好奇心
新しいファッションが次々と登場する中で、新しいデザインや素材を試したくなり、服をどんどん買ってしまうことがあります。
しかし、新しさを求める際にも、手持ちの服で新鮮さを感じることは可能です。
「新しさ」は自分の工夫次第で生み出せます。
以下の方法で、新しい気持ちを作り出してみましょう。
- しばらく服をしまっておく：存在を忘れ、久しぶりに着ると新鮮に感じる。
- 着方を変えてみる：袖をまくったり、シャツをインしたり、ファッション誌のアイデアを試してみる。
- アクセサリーや組み合わせを変えてみる：見た目を一新する。
- 着る場所や一緒に出かける人を変える：新たな印象を与える。
- 自分自身を変えてみる：髪型や表情、姿勢を変えてみる。
特に服を一時的にしまっておくことは効果的です。
私たちは忘れやすいので、持っていることさえ忘れることがあります。
多くの企業が商品リニューアルで新鮮さを演出していますが、あなたの服にも「オフィススタイル」「お出かけセット」などの名前を付けて、時々名前を変えるだけでも新鮮さが生まれるでしょう。
ストレス解消
ストレスを感じると、私たちはその状態から抜け出すために様々な方法を試みます。
買い物もその一つです。
新しい服を買うことで一時的に気分を変えたり、自信を取り戻したりすることができますが、その効果は短期間であり、根本的な解決にはなりません。
もしストレス解消のために服を買っているなら、他の方法でストレスを管理することを考えてみましょう。
服の買い物以外にも、ストレスを解消する方法はたくさんあります。
- 運動をする：運動することで、気分が良くなるホルモンが分泌され、経済的かつ健康的なストレス解消法となる。
- クリエイティブな活動：創作、ガーデニング、料理などで創造性を発揮することができ、大げさなことをしなくても、紙に簡単な絵を描くだけでも立派な活動。
- 趣味に没頭する：買い物以外の趣味に没頭してストレスを解消。
- 社会的な活動に参加する：ボランティアや社会運動に参加することで、満足感を得られる。
新しいスキルを習得する：仕事のスキルを磨いたり、新しい分野を学ぶことでキャリアアップにもつながる。 - リラックスやセルフケアをする：深呼吸や瞑想など、意識的にリラックスタイムを設けることは、ストレス解消に役立つ。
社会的な影響
友人や家族、SNSの影響で服をたくさん買ってしまうことがあります。
そんな時は、以下の方法を試してみてください。
- 自分のスタイルを確立する：自分のファッションのポリシーが決まっていれば、流行や人の声に惑わされず、必要な服だけを選ぶことができます。私自身、他人の意見に左右されず、必要な時に説明文を読む程度。
- 自分の価値観を明確にする：大切にしたいものを把握しておくことで、周りの影響を受けにくくなります。
- ソーシャルメディアの使い方を見直す：フォローするアカウントを厳選し、無駄な購買につながる投稿の多いアカウントは避けましょう。また、SNSに費やす時間を制限し、目的意識を持って閲覧することも効果的。
- 広告情報を制限する：購買意識を刺激する情報を制限します。たとえば、ショップのメール配信を停止し、カタログやチラシはチェックしないようにする、広告の少ない雑誌を選ぶなど。
セールや割引に弱い
セールや限定品に惹かれてよく購入してしまう方は、一度「何が本当にお得なのか」をしっかり考えてみることが重要です。
値引き商品に弱い人は、購入した際の損得勘定を重視する傾向があります。
しかし、セールで5000円得をしたと思っても、ほとんど着ない服をクローゼットに眠らせ、数年後に捨てることになれば、結局は損をしています。
自分の選択が本当に得になっているかを冷静に見直しましょう。
また、「もっと貯金したい」と言いつつ、着ない服を買うという矛盾した行動についても考えてみてください。
完璧主義になっている
服に完璧を求めると、どんどん増えてしまいます。
気に入って買った服があっても、「ここがこうだったらいいのに」と色や素材、デザインにこだわり続け、「より良い服」を常に探し求めている状態です。
自分も社会も常に変わっているので、完璧な服は存在しません。存在しないものを追い求めるのはやめましょう。
ファッションに対して完璧を求める人は、日常生活の他の面でも完璧主義を発揮することが多いです。
完璧主義は自分を苦しめる原因になり得るので、ほどほどで妥協することを覚えましょう。
習慣化されている
服を買うことが習慣化している人もいます。
普段から通販サイトをチェックしたり、ショッピングアプリの通知を受けてそのたびにアクセスしたり、週末には必ずショッピングモールに行ったり、新しい服が出るとすぐに購入したり、給料が出たらまず服を買ったりするなど、無意識に服を購入している行動があります。
こういった行動をしている場合、無意識の行動パターンを書き出して現実を直視しましょう。
現状を確認して変わりたいと思うなら、変わるための行動を始めましょう。
多くの女性にとって、服を買うことは楽しいことです。
しかし、本当に必要な服だけを購入し、それを大切に着ることが、より豊かな生活につながるのではないでしょうか。
タンスやクローゼットを整理し、服との関係を見直してみましょう。
