「かにぱん」は三立製菓が製造・販売している、長年愛されているロングセラーの菓子パンです。スーパーやコンビニで見かけることが多く、「かにぱんチョコ」などのバリエーションも登場しています。
この記事では、「かにぱん」の歴史や特徴、そして名前の由来について詳しくご紹介します。
「かにぱん」はいつから売られているの?
「かにぱん」は1974年に発売されました。それ以来、約50年もの間、多くの人々に親しまれているロングセラー商品です。一時期、工場設備の改修により数か月間だけ出荷が止まったことがありましたが、それ以外の期間はほぼ途切れることなく製造・販売が続けられています。今でも全国の店頭で手に取ることができる、長く愛される一品です。
「かにぱん」にカニは入っているの?
名前に「かに」とありますが、実際にはカニは一切使われていません。もちろん、カニの味もしません。「メロンパン」にメロンが入っていないことと同じように、「かにぱん」も名前と材料は無関係なんです。
どうして「かにぱん」という名前?
名前の由来はその形にあります。「かにぱん」はカニをモチーフにしたユニークな形状をしていて、見た目の可愛らしさが特徴です。そのわかりやすいデザインは、子どもから大人まで幅広い世代に親しまれています。この形だからこそ、「かにぱん」という名前がピッタリなんですね。
昔は他にも仲間のパンがあった?
実は「かにぱん」が発売された当時、三立製菓では「うさぎパン」や「ストライクパン」といった、他にも個性的な形のパンが販売されていました。しかし、現在ではそれらのパンは製造されておらず、「かにぱん」だけが生き残っています。
「うさぎパン」や「ストライクパン」を食べてみたいと思う方もいるかもしれませんが、残念ながら現在では手に入らないため、「かにぱん」の歴史に思いを馳せながら楽しんでみてはいかがでしょうか。
さまざまなバリエーションが登場
現在も定番のかにぱんが販売されていますが、時折、新しい味やアレンジが加わることがあります。例えば、チョコレート味、メロン風味、ブラックなど、期間限定の商品も含めて多彩なバリエーションが展開されています。
これらの特別なバージョンは、期間限定で販売されたり、途中で姿を消してしまうこともありますが、時代に合わせていろいろな種類が登場しており、かにぱんの新しい魅力を広げています。
これからも、新しい期間限定の商品が登場するのを楽しみにしたいですね。
かにぱんの魅力とは?
かにぱんにはいくつかの特徴がありますが、特に次の2つのポイントが注目されています。
長期間保存が可能
一般的な菓子パンは賞味期限が1週間程度と短いものが多いですが、かにぱんは1カ月以上保存できることがよくあります(お店の入荷タイミングによる場合もあります)。そのため、非常食として備蓄するのにも便利で、「長く保存できるパン」として大きな魅力があります。
遊びながら楽しめる
「食べ物で遊んではいけない」と言われがちですが、かにぱんは例外です。ちぎったり形を変えたりして、遊びながら食べる楽しさがあり、特に子どもたちにとっては魅力的なポイントです。公式サイトやパッケージには、ちぎり方や遊び方のアイデアが紹介されていることもあり、ただ食べるだけではなく、遊ぶ楽しさも提供してくれるユニークな存在です。
こうした特徴が、かにぱんを他のパンとはひと味違った特別なものにしています。
まとめ
かにぱんのパッケージを眺めながら、その魅力について考えてみました。現在、かにぱんは50周年を迎えており、「ありがとうかにぱん」という記念ロゴがパッケージにデザインされています。このロゴからも、長年愛され続けてきた歴史の深さを感じます。
私自身も子どもの頃によく食べていて、今でも時々手に取る懐かしい味です。この先も、100年、200年と愛され続ける商品であり続けてほしいと思います。
食べる際は、飲み物を用意してゆっくり楽しむのがおすすめです。慌てず、のんびりと味わうことで、かにぱんの良さをより深く感じられるのではないでしょうか。