節約や副収入を目指す人々に人気のフリマアプリについて、今回はメルカリやYahoo!系フリマサービスの最新動向を調査しました。
各サービスの利用者数、ユーザー層、そして集客方法の違いに注目し、それぞれの特徴を明らかにします。
メルカリ、ヤフオク、Yahoo!フリマの比較
まず、今回比較する3つの主要なフリマサービスについてご紹介します。
メルカリ
メルカリは株式会社メルカリが提供する人気のフリマアプリで、初心者でも簡単に売買ができる手軽さが魅力です。
業界の中でもトップクラスの人気を誇っています。
ヤフオク(旧Yahoo!オークション)
LINEヤフー株式会社が運営するオークション形式のサービスで、1999年から続く老舗です。
オークション形式だけでなく、フリマ形式でも出品できる柔軟さが特徴です。
Yahoo!フリマ(旧PayPayフリマ)
2019年に「PayPayフリマ」としてサービスを開始し、2023年に「Yahoo!フリマ」としてリニューアル。
Yahoo!オークションの商品も一部表示される点が特徴です。
メルカリが利用者数トップ、ヤフオクはアクセス数が多い
2024年2月のデータによると、メルカリの月間利用者数は約3,930万人で、他のサービスを大きく上回ります。
ヤフオクは約2,210万人、Yahoo!フリマは約1,660万人で、メルカリの広い認知度が商品の売れやすさに寄与しています。
さらに、ヤフオクのユーザーは1人当たり月に約10回サイトを訪問しており、他の2つのサービスよりも2倍以上アクセスしています。
これは入札状況や価格の変動を頻繁に確認するユーザーが多いことが理由と考えられます。
ページビュー(PV)の数でも、ヤフオクは1人当たり108.8PVと圧倒的に多く、メルカリの25.1PV、Yahoo!フリマの9.3PVを大きく上回っています。
若者に人気のメルカリ、中高年に支持されるYahoo!系
各サービスのユーザー層を見てみると、メルカリは20代・30代の若年層に多く利用され、幅広い年齢層に支持されています。
一方、Yahoo!フリマやヤフオクは40代~60代の中高年層がメインユーザーとなっています。
また、Yahoo!オークションは男性ユーザーが全体の約60%を占めているのも特徴です。
既婚・未婚の割合では、どのサービスも既婚者が半数以上を占めていますが、メルカリは未婚者の割合が他よりも若干高めです。
メルカリとYahoo!系の集客方法の違い
最後に、各サービスの集客方法の違いを見てみましょう。メルカリは主に検索エンジンからの自然流入やリスティング広告を活用して集客しています。
特にリスティング広告への投資が目立ち、Yahoo!系のサービスとは異なるアプローチを取っています。
一方、ヤフオクとYahoo!フリマは、外部サイトやメールからの流入が多く、Yahoo!内の他のサービスとの連携が強いのが特徴です。
特にYahoo!フリマではディスプレイ広告からの集客も多く見られます。
ラクマの魅力
ラクマの使い勝手は、メルカリと似ている部分が多いです。
フリルと統合する前のラクマは、メルカリに非常に近いデザインだったため、驚いた人もいたかもしれません。
その後、フリルとの統合を経てインターフェースに変更が加えられ、現在の形になりました。
あれから約1年が経ち、ラクマは大きく進化しました。
ただし、メルカリと完全に同じというわけではなく、細かな操作の違いがいくつかあります。
長い間フリマアプリを使っていると、そうした違いに気づきにくくなることもあるかもしれません。
ラクマの発送方法
発送方法はメルカリと似ていますが、ラクマでは郵便局系の配送がヤマト運輸系よりも安い点が特徴です。
特に、175円で送れるゆうパケットポストは非常に便利で、私もよく利用しています。
ラクマにはゆうパケットポストminiもありますが、送料が通常のゆうパケットポストと同じなので、私はあまり使っていません。
とはいえ、ラクマには見逃されがちな注意点もあります。
購入後の発送方法の変更はできない?
ラクマでは、購入後に発送方法をメルカリほど簡単に変更することができません。
例えば、普通郵便で出品して商品が売れた場合、そのまま普通郵便で発送する必要があり、後からラクマパックに変更することはできません。
そのため、私は「未定」に設定しておき、後からラクマパックで送れるようにしています。
この設定は出品者にとって非常に便利です。
私自身、ラクマでは基本的に「ラクマパック」か「未定」で出品しています。
また、大型の宅急便に関しては、以前よりも条件が緩和されており、利用しやすくなっています。
全体的に、日本郵便の送料はヤマト運輸よりも安価に設定されています。
ラクマの便利な機能
私が以前からおすすめしているのが、ラクマ特有の「購入申請機能」です。
この機能は、同じ商品を複数のフリマアプリで出品している際に非常に役立ちます。
例えば、メルカリとラクマの両方で同じ商品を出品していて、どちらかで売れた場合にもう一方の出品を取り下げなければなりませんが、この機能を使えば取り下げ忘れを防げます。
また、2022年6月から、ラクマの登録には楽天IDが必要になっています。
楽天ポイントでの還元が多い点も覚えておくと良いでしょう。
【まとめ】メルカリ・ヤフオク・ヤフーフリマ・ラクマの比較
今回の調査から、「メルカリ」は最も利用者が多く、手軽に利用されているフリマサービスであることがわかりました。
一方で、「Yahoo!オークション」は訪問者数やページビューが多く、熱心なユーザーが多いことが特徴です。
ラクマはまだ歴史が浅いですが、楽天ユーザーには非常におすすめです。
自分に合ったサービスを見つけて、賢く使いこなしてみてください。